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会話、沈黙、動きの変化を捉える。
Field Notes
DroRの第7章「ベッドサイドにいる」ページです。研究と実践を往復しながら、組織変革に必要な論点を整理します。
FIELD OBSERVATION
Field Notesは、物語として読むだけでなく、日常の相互作用に変革の条件を見つけるための記録です。
会話、沈黙、動きの変化を捉える。
何が起きているかを仮説化する。
個別場面を組織の条件として読む。
次の実践と観察へ接続する。
キャプション:「組織を離れる朝、見送られる景色」
連載最終章は、一年半の伴走を終え、組織から離れる時期の記録です。何が変わり、何が変わらなかったか。私たちが残したものと、残せなかったもの。研究実践ファームとして組織のベッドサイドにいた経験が、最後にどんな問いを残したかを書いています。
この章は、論文の「倫理的ガバナンス」および「結論」に対応する、実践側の振り返りです。COSが「臨床」と名乗ることの倫理的含意——自律性、透明性、参加、取消可能性——が、現場での伴走の終わり方にどう反映されるか。取消可能性の原則が、いかに「離れる」という形で実装されるかを書いています。
〔note本編より抜粋(仮文 — 著者本人の文章への差し替えが必要)〕
最後の朝のスタンドアップで、私は何も特別なことを言いませんでした。
いつもの通り、輪になって立ち、いつもの通り、感謝とひとことを共有しました。違ったのは、私がそこにいるのが最後だ、ということを、組織の人たちは知っていたことだけです。
終わった後、若手リーダーが言いました。「これからも、続けます」。それが、私が聞いた最も大切な言葉でした。
「臨床」とは、いつかベッドサイドを離れることまで含む姿勢です。組織の中に居続けることが目的ではなく、組織が私たちなしに自分のリズムを保てるようになるまで居る、ということ。離れる時に組織が崩れないように、最初から離れることを織り込んで関わる、ということ。
その姿勢が、研究実践ファームの「臨床」だったのだと、最後に私は気づいたのでした。
……
〔続きはnoteで〕
note で第7章「ベッドサイドにいる」全文を読む(推定読書時間:22分)(公開後にリンクを掲載します)
この章で立ち上がっている理論
第7章で記録されているのは、論文 Clinical Organizational Science における 「倫理的ガバナンス」 および 「結論」 に対応します。
いかなる介入構造も依頼者の要求に応じて撤回または修正可能であること。これは「離れる」ことが最初から介入設計に組み込まれている、ということでもある。
組織が外部の関与なしに自己再生産できる状態に至ったとき、関与は終わる。これは依存を生まない介入設計の必然的な帰結。
医療における臨床医がいつか患者のベッドサイドを離れるように、研究実践ファームもいつか組織を離れる。離れる時に組織が崩れないように関わることが、「臨床」と名乗ることの含意。
一つの組織での伴走は終わっても、研究プログラムは続いていく。論文として、書籍として、フェロー研究者として。連載最終章は、研究プログラムの長い時間軸への接続を示唆して終わる。
COSの倫理的ガバナンス4原則のうち、アカウンタビリティ原則。介入構造の撤回・修正可能性。 関連ページを読む
組織メンバーの自律性と尊厳を、介入設計における不可侵な制約として扱う原則。 関連ページを読む
距離を取った診断ではなく、システムに埋め込まれた継続的な関与・観察・介入の姿勢。離れることまで含む。 関連ページを読む
研究と実践を不可分なものとして扱う組織のあり方。DroR独自の自己定義。 関連ページを読む
連載完結。書籍化情報
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