どのような課題に合うか
FAQ
よくある質問
株式会社DroRおよび臨床組織科学(COS)に関して、よくお寄せいただく質問をまとめました。本ページに該当する質問が見当たらない場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
DECISION GUIDE
初回相談の前に、確認しておきたいこと。
費用、進め方、対象範囲、守秘など、相談の前に知っておきたい点を、検討の順序にそって確認できます。
相談から提案までの進み方
研究、診断、BPO、共同研究の範囲
守秘、情報管理、契約上の確認
サービスについて
Q. DroRは何をする会社ですか?
A. DroRは、複雑系科学・神経科学・行動科学・組織心理学を統合した臨床組織科学(Clinical Organizational Science / COS)を基盤に、成長企業の組織・運用・財務をひとつの構造として整える研究実践型ファームです。
組織診断や変革テーマの設計だけでなく、会議体、役割、情報流通、業務運用、財務管理までを接続し、変化が日常業務の中で続く条件を整えます。
Q. 戦略コンサルティング会社や一般的なBPO会社とは何が違いますか?
A. DroRは、外部から戦略を提案して終わる会社でも、業務だけを代行する会社でもありません。研究に基づく組織の見立てと、現場に入り込む実装支援を組み合わせる点に特徴があります。
戦略、組織、人、運用、財務を別々に扱うのではなく、相互に影響し合う一つの構造として捉えます。そのため、組織変革と日常業務の安定化を同時に設計できます。
Q. どのような企業に向いていますか?
A. 売上、人数、事業領域が広がる中で、意思決定、役割、情報流通、財務管理、業務運用が複雑になり始めている成長企業に向いています。
年商や従業員数だけで一律に判断するのではなく、経営者や責任者が構造的な変化にコミットできるか、数ヶ月単位で観察と実装を続けられるかを重視しています。初回相談では、組織の状態と伴走範囲を確認します。
Q. 組織ディープテックと高度専門BPOは、片方だけ依頼することは可能ですか?
A. はい、いずれも単独でのご依頼が可能です。ただし、両領域を組み合わせることで、研究実践ファームとしてのDroRの本質的な強みが活きる構造になっています。組み合わせた場合、BPOで日常実務を伴走しながら、その関与の中で観察された組織構造に対して組織ディープテックで介入する、という統合的な伴走が成立します。
Q. クライアント組織の業界・規模に制約はありますか?
A. 業界に固有の制約はありません。これまでは、グロースフェーズの中堅企業を中心に伴走してきた実績があります。ただし、COSフレームワークは「数ヶ月単位の構造的変革に経営者が本格的にコミットしている組織」「権力距離が極端に強くない組織風土」「急性の経営危機状態にない組織」での適合度が高いことが、論文中で boundary conditions として明示されています。
Q. 訪問頻度はどの程度になりますか?
A. 組織ディープテックは、現場で継続的に観察し、反応に応じて介入を調整する支援です。そのため、週に複数回〜ほぼ毎日の関与を前提としています。一般的なコンサルティングのように週1回の訪問で完結する形ではありません。これはBPOの伴走と組み合わせることで構造的に成立しています。
組織変革について
Q. 効果が見えるまでにどの程度の期間が必要ですか?
A. 個人レベルの行動変化は数週間で観察可能ですが、組織レベルのアトラクター遷移は数ヶ月のオーダーで生じます。COS論文では、自律的フェーズへの移行の暫定的閾値として 約6ヶ月 が提案されています。これは検証可能な仮説として提示されているもので、すべての組織で同じ時間軸が保証されるものではありません。
Q. 短期間(1〜3ヶ月)での組織変革は可能ですか?
A. 短期間で表面的な行動変化を起こすことは可能ですが、それは構造的なアトラクター遷移ではありません。研修や合宿の直後にしばしば観察される「変わったように見える状態」は、外的圧力が緩むと元に戻る性質があります。COSが対象とするのは、外的促しなしに自己持続する組織状態への移行であり、これには数ヶ月の時間が構造的に必要です。
Q. 既に他の組織開発手法を試して、定着しなかった経験があります。COSは何が違いますか?
A. 多くの組織開発手法は、行動や態度の直接的変容を目指します。COSは、行動を再生産している構造——相互作用パターン、フィードバック・アーキテクチャ、習慣的行動列——への介入を中心に設計されています。研修で身についた新しい行動が職場で定着しない構造的理由を理論化し、それに対応する介入技法を体系化したものです。
論文・研究について
Q. COS論文は実証研究ですか?
A. いいえ、Conceptual Analysis(理論提唱論文)です。実証的結論を提示するものではなく、独立した実証研究によって検証されるべき理論的命題を提示するものです。論文中の illustrative patterns(説明事例)は、理論から導かれた典型パターンであり、実証データではありません。
Q. COSは「世界で認められた手法」と考えてよいですか?
A. そのような表現は正確ではありません。COS論文は、Frontiers in Psychology誌にConceptual Analysisとして掲載された査読論文であり、臨床組織科学という理論枠組みを提示するものです。
これは、COSが実証的に効果保証された「世界標準の手法」であることを意味するものではありません。現時点で正確なのは、「査読論文として公表された理論的基盤を持ち、今後の実証研究によって検証されるべき命題を提示している」という位置づけです。
DroRは、この理論的基盤を、クライアント組織の中での継続的な観察と構造的介入に接続する研究実践ファームです。
Q. 神経科学が組織介入に使われていることに不安があります。
A. COSは神経活動の直接的測定や操作を一切行いません。「神経基盤設計」という名称は、設計対象を指すのではなく、設計の理論的根拠を指します。神経科学はCOSにおいて、行動的・関係的介入の設計を理論的に整合させる枠組みとして機能しているのであって、神経操作の技術として用いられているわけではありません。この区別はCOSの倫理的ガバナンスの中心的構成要素です。
Q. 論文を引用して何かを書きたいのですが、許可は必要ですか?
A. 論文はクリエイティブ・コモンズ表示ライセンス(CC BY 4.0)のもと、適切な帰属表示を伴う限り、自由に共有・引用・翻訳いただけます。事前の許可は不要です。引用情報(BibTeX、APA、MLA等)は専用ページに掲載しています。
Q. 研究会・フェロー制度に参加したいのですが、博士号や研究機関所属は必要ですか?
A. 必須ではありません。フェロー制度は、独立した研究者として論文執筆を進める意志を持つ方を歓迎しています。学歴・職歴・所属の定型的な要件よりも、研究プログラムへの本質的な関心と、長期にわたるコミットメントの可能性を重視しています。
契約と費用について
Q. 費用はどの程度ですか?
A. 組織の規模、伴走範囲、組織ディープテックと高度専門BPOの組み合わせによって幅があるため、Web上での一律の費用提示は行っておりません。
組織ディープテックは長期伴走を前提とするサービスであり、月額の伴走費用が経営判断として通る規模の企業を主な対象としています。具体的なお見積もりは、初回相談を経て、組織の状態と必要な伴走範囲を踏まえて個別にご提示しています。
Q. 最低契約期間はありますか?
A. 組織ディープテックは、構造的なアトラクター遷移を目的とするため、最低契約期間として6ヶ月を推奨しています。組織の状態によっては、まず観察フェーズ(数週間〜2ヶ月)から開始する選択肢もあります。
高度専門BPOは、業務領域と引き継ぎプロセスの設計に応じて柔軟に対応します。
Q. どのような規模の企業が対象ですか?
A. 組織の規模より、組織の状態と経営者の姿勢を重視しています。これまでは、年商10億円規模を超え、組織変革に経営判断としてコミットできる企業を中心に伴走してきました。
ただし、年商規模に固定的な基準はありません。組織が「拡大期に阿吽の呼吸が崩れ始めている」「構造的に行き詰まっている」「日常実務の安定化を必要としている」など、COSフレームワークが対象とする組織の状態に該当するかどうかを、初回相談で判断します。
詳細は伴走パターンをご覧ください 伴走の典型パターン
Q. 年商10億円未満、または100億円を超える企業でも相談できますか?
A. はい、相談可能です。年商10億円規模を超える企業は、長期伴走を経営判断として検討しやすい目安として記載していますが、固定的な条件ではありません。
年商10億円未満でも、組織の構造的課題に経営者が本格的にコミットしている場合や、日常実務の安定化と組織変革を同時に進める必要がある場合は、伴走可能性があります。反対に、年商100億円を超える企業でも、複数事業部・経営チーム・CHROとの伴走として、範囲を設計できます。
初回相談では、年商規模そのものではなく、組織の状態、意思決定者のコミットメント、伴走に必要な期間・頻度が成立するかを確認します。
Q. 初回相談前に何を準備すべきですか?
A. 完成された課題整理資料は不要です。むしろ、「何かが詰まっているが、どこから見ればよいかわからない」という段階でもご相談いただけます。
可能であれば、組織の規模、事業フェーズ、現在感じている違和感、これまで試した研修・制度変更・組織開発施策、変化が定着しなかった場面、日常実務の負荷について、簡単に整理しておいてください。
初回相談では、すぐに介入メニューを提案するのではなく、まず組織の状態をどのように観察すべきかを確認します。
Q. 成果はどのように判断しますか?
A. 組織ディープテックでは、短期的な満足度や研修後アンケートだけではなく、日常の相互作用パターンが変化しているかを重視します。会議での発言構造、フィードバックの質、悪いニュースの届き方、意思決定の分散、日次・週次の組織リズムなど、観察可能な変化を組織ごとに確認します。
これらは一律に保証される成果ではありません。COSは、特定の結果を約束する技術ではなく、構造的な変化が起こりやすい条件を設計する理論的枠組みです。初回相談と観察フェーズを通じて、何を観察指標として扱うかを個別に設計します。
Q. 守秘義務や情報管理はどうなっていますか?
A. 組織ディープテックおよび高度専門BPOでは、クライアント組織の内部情報、経営情報、財務情報、従業員に関する情報に触れる場合があります。そのため、契約時に守秘義務の範囲、情報の取り扱い、外部公開の可否を明確にします。
WebサイトやNews、Field Notes等で事例に触れる場合も、個社名・個人名・特定可能な情報は原則として掲載せず、構造化・匿名化された形で扱います。掲載が必要な場合は、事前に個別の許諾を得ることを前提とします。
Q. 契約の途中解約は可能ですか?
A. 可能です。COSの倫理的ガバナンス原則のひとつに「取消可能性」があり、いかなる介入構造も依頼者の要求に応じて撤回または修正可能であることを基本姿勢としています。途中解約の条件は契約書に明示します。
取材・メディア・登壇について
Q. 取材を依頼したいのですが、どちらの著者に連絡すべきですか?
A. 共著者のどちらに依頼すべきかは、取材テーマによって異なります。
- 研究実践ファームとしての経営、組織開発の現場、20代女性CEOとしてのキャリア、3技法の現場での立ち上がり方 → 山中真琴
- COS論文の理論的内容、第二論文以降の研究プログラム、複雑適応系における組織変革、神経科学に基づく組織設計、学術コミュニティ内での位置づけ → 中森将也
いずれの場合も、Contact フォームよりご連絡いただければ、適切な対応者よりご返信いたします。
Q. 講演や登壇の依頼は受け付けていますか?
A. はい、対応可能なテーマであれば受け付けています。詳細は登壇情報ページをご参照ください。
Q. 連載『朝、ひとこと聞くだけです』の引用や紹介は自由にできますか?
A. note上の連載は、note の利用規約に従って共有・引用いただけます。書籍化に伴う引用については、出版時に詳細をお知らせします。サイト掲載部分の長文転載や、ご自身のメディアでの大規模な紹介をご検討の方は、事前にお問い合わせください。
採用について
Q. 採用は行っていますか?
A. 現時点で公募ポジションは設けていません。少人数体制で運営しており、必要なタイミングで個別に進めています。研究実践ファームの仕事に関心をお持ちの方からのご連絡は歓迎しています。
Q. 副業や業務委託での参画は可能ですか?
A. 業務領域とフェーズによっては可能です。具体的なご相談は、お問い合わせフォームより、ご経歴と関心領域をお知らせください。
その他
Q. 海外の組織への伴走は可能ですか?
A. 現時点ではDroRの伴走実績は日本国内の組織に限られています。論文のboundary conditionsでも、エビデンス基盤が日本の組織文脈に限定されることが明示されています。海外組織への適用は、独立した検証を必要とする領域として位置づけており、現時点では新規ご相談の受付は限定的です。
Q. DroR自身の組織運営はどうしているのですか?
A. DroR自身が、COSフレームワークに基づいて組織運営を行っています。日次のスタンドアップ、週次の3Good1More、月次のレトロスペクティブなどの組織リズムを、自社内でも実装し、研究実践ファームとしての自己整合性を保っています。
Q. ここに掲載されていない質問があるのですが
A. お問い合わせフォームよりご連絡ください。今後、サイトの FAQ 領域は、お寄せいただく質問に応じて拡充していきます。
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